土台のケーキ
ケーキを作り、整える基本
はじめに
シュガークラフトは、砂糖を主な素材にして、ケーキを覆ったり、花を作ったり、人形や小物を形にしたりするクラフトです。粉糖やペースト、アイシングを使い、のばす、絞る、乾かす、色を重ねることで、食べられる素材から繊細な作品が生まれます。
ケーキを飾る 表面をなめらかに整え、花やリボン、レースを添えます。
花を作る 花びらや葉を薄く作り、乾燥や色づけで本物らしさを出します。
人形や小物を作る ペーストを丸めたり組み立てたりして、物語のある立体作品にします。
3つの分野
最初からすべての技法名を覚える必要はありません。まずは、作りたいものがどの分野に近いかを見つけてください。
目的別
用語がわからない時は、作りたいものや困っていることから入る方が探しやすくなります。
調べる
作品名、材料、道具、技術名がわからなくても、「花」「人形」「乾燥」「レース」のような短い言葉から探せます。
言葉を選ぶか、検索欄に入力してください。
読み進め方
初めての方は、細かな技法名から覚えるより、作品の形、素材、基本の動き、仕上げの順に見ると理解しやすくなります。
項目一覧
全体像を見たあとで、必要な項目を選んでください。ケーキ、ペースト、アイシング、応用技法、フラワーの順に整理しています。
ケーキを作り、整える基本
ペーストで覆う、形を作る
絞る、描く、流し込む
小物、絵付け、質感表現
花びら、葉、組み立て
シュガーケーキは、ケーキをペーストやアイシングで整え、花、レース、リボン、人形などを配置する作品です。ウェディングケーキや記念日の装飾として知られます。
カバーリングは、ケーキ表面をシュガーペーストなどでなめらかに覆う工程です。天面、側面、角の処理が整うと、上に置く花やレースも美しく見えます。
ロイヤルアイシングは、粉糖と卵白、または乾燥卵白やメレンゲパウダーなどを使って作るアイシングです。乾くと硬くなり、細い線、文字、レース、立体パーツ、アイシングクッキー、クラシックなウェディングケーキ装飾などに使われます。
パイピングは、絞り袋と口金でアイシングを絞り、線、点、縁取り、模様を描く基本技術です。アイシングクッキーやケーキの縁取りにも使われます。
レースワークは、細いアイシングの線を重ね、布のレースのような透け感を表す技術です。繊細で上品な印象を作ります。
ランナウトは、輪郭の中にゆるめのアイシングを流し込み、平面的なパーツを作る技術です。パネルやオーナメント、クッキー装飾と関係します。
エクステンションは、アイシングを空中へ伸ばして橋のような線状装飾を作る高度な技術です。乾燥と湿度管理が特に重要です。
ストリングワークは、点と点の間に細い糸状のアイシングを渡す装飾です。線の太さや間隔が見た目を左右します。
シュガーペーストは、砂糖を主な素材とした粘土状のペーストです。ケーキを覆うだけでなく、花、人形、リボン、布のような装飾、レース風の模様、小物、建物、オーナメントなど、さまざまな立体表現に使われます。
用途によって、カバーリングペースト、フラワーペースト、モデリングペースト、パスティヤージュなどを使い分けます。
モールディングは、モールドや型にペーストを詰めて装飾パーツを作る技術です。型から外す時の乾き具合が大切です。
モデリングは、手でペーストを丸めたり伸ばしたりして、人物、動物、小物、ミニチュアなどを作る技術です。
ペースト装飾には、フリル、ドレープ、リボン、バスレリーフ、アップリケ、インレイ、オンレイ、エンボッシング、クリンパワーク、スモッキング、キルティング、クイリングなどがあります。布や紙細工のような表現もできます。
シュガーフラワーは、砂糖のペーストで花びらや葉を作り、本物の花のような形、色、質感を再構成する技術です。
基本工程は、ペーストを用意する、伸ばす、抜く、筋をつける、形を整える、ワイヤーを入れる、乾燥、色づけ、テーピング、組み立てです。
シュガークラフトでは、形を作るだけでなく、色や質感を加えることで作品の印象が大きく変わります。ペーストへの着色、ダスティング、ペインティング、エアブラシ、ステンシル、グレーズ、ラスターやパール表現などが、作品に最後の表情を与えます。
シュガークラフトでは、粉糖、卵白、乾燥卵白、CMC、ゼラチン、水飴、ショートニングなどの材料と、細工棒、カッター、モールド、ワイヤー、フローラルテープ、筆、絞り袋、口金などの道具を使います。大切なのは、どの材料をどの技術に使うのかを理解することです。
シュガーフラワーでは、花びら、葉、茎などを作る時にワイヤーを使います。フローラルテープは、ワイヤーを巻いたり、花や葉をまとめたりするための道具です。
エディブルグルーは、ペースト同士を接着したり、花びらや葉を固定したり、ワイヤーとペーストをなじませたりする時に使う食用の接着剤です。量が多すぎるとパーツが滑ったり、乾燥後に光って見えたりするため、必要な場所に必要な量だけ使います。
シュガークラフトでは、半乾き、完全乾燥、自然乾燥、強制乾燥など、作品によって必要な乾燥状態が変わります。完成した花やブーケ、リースなどは、湿度や衝撃に注意して、クリアケースや箱、乾燥材と一緒に保管します。
シュガードールは、砂糖のペーストで人形や人物、キャラクターを立体的に作る技術です。顔、体、表情、髪型、衣装、ポーズ、小物を組み合わせて、物語のある作品にします。
代表的な作品には、ウェディングケーキ、アニバーサリーケーキ、シュガーフラワーブーケ、シュガーフラワーリース、シュガードール、アイシングクッキー、カップケーキ装飾、オーナメント、展示作品があります。
レース、小物、和風小物、ミニチュア、ペインティング、エアブラシ、ゼラチン、ライスペーパーなど、応用技法を技法名から探せるように整理しました。
用語集では、基本用語、材料・素材、ロイヤルアイシング技術、シュガーペースト技術、シュガーフラワー技術、色づけ、保管・乾燥をカテゴリ別に整理します。知らない言葉が出てきた時に、戻って確認できる入口です。
シュガークラフトは、砂糖素材、ケーキ、花、人形、アイシング、色づけ、乾燥管理が組み合わさった総合的なクラフトです。このページで全体像をつかみ、下層ページで個別技術へ進めます。